事例

借景を楽しむ家

所在地:松阪市
設計:キヒラ設計(木平 喜久)
構造:中村幸喜建築設計事務所(中村 幸喜)
施工:藤建組(棟梁 / 川畑 文孝、左官 / 鶴田 孝男)
構造規模:基礎杭 / ガイアパイル工法 450㎡-t=25㎡ 木造 / 2階建(地階を除く階数 / 地上階)
工事期間:約150日

外観

主な外部仕上げ

屋根:ガルバリウム銅板湾曲瓦棒葺き
壁:防火サイディング張り / 繊維混入セメントけい酸カルシウム板張り
建具:アルミサッシュ
ガラス:熱線反射複層ガラス・複層ガラス・強化ガラス・網入りフロートガラス
デッキテラス:鉄骨メッキ仕上げ+強化ガラス腰壁組込み

面積

敷地面積: 477.44㎡( 144.67坪)
建築面積: 133.29㎡( 40.39坪)
延床面積: 193.57㎡( 58.65坪)(1階 / 68.11㎡、2階 / 125.46㎡)
建蔽率: 27.92 < 50%
容積率: 40.53 < 100%
地域地区: 市街化調整区域、法22条地域、開発団地、都市計画法第41条形態制限有り

内観

主な内部仕上げ

天井: 杉柾合板敷き目張り 網代天井 ビニールクロス張り
壁: じゅらく壁塗り ビニールクロス張り 和室 / 珪藻土塗り
床: 玄関 / 300角タイル 廊下 / 縁甲板張り 居間・個室 / 桜フローリング 和室 / タタミ

詳細

一見3階建てに見えるが、斜面の土地を4層に区分けして建てた住宅である、よって一番上の地層が1階となる。下の1層目の斜面は石柵と樹木で構成し、2層目は建物を受けるヨウ壁を鉄筋コンクリート造で、3層目が下階1階となり上部が地上階の1階となる建物である。正面には広大な山々の四季が楽しむことが出来る家である。各部屋もすべて規格以上の寸法で造り各所に光を取り入れる工夫もなされている。そのため空調は全室がセントラルヒーティングで寒暖を感じさせない。下階には8畳の大きな茶室からも坪庭や自然の山々も見ることが出来る。

その他の仕上げ

欄間: ステンドガラス切込み
床柱: 北山杉の磨き丸太
床框: 神代杉
作庭: 陽幸園(加藤 幸久)